Konica RECORDER のこと

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konica RECORDER


このちょっと昔のウォークマンのような風貌をしているが、これもれっきとしたカメラです。

そもそもリアルタイムでカセットのウォークマンを知っている人がどれだけいるのかはわからないですがw

1960年代のオリンパスPenを皮切りに、日本国内でハーフサイズカメラブームが起きたのですが、そのブームがとうに過ぎた1984年に突如としてこのカメラは現れました。

このカメラのほかにも、富士フイルムからはTW-3(ツイング)、京セラからはサムライが発売され、ちょっとしたハーフブームが再燃しました。

この後にAPSフィルムが発売される訳ですが、小さいフォーマットへの関心が再び起こった理由がなにかあるのでしょうか。



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意外にもグッドデザイン賞をもらっているカメラであったりします。

カメラを横にスライドすると、レンズと受光素子が顔を出します。電源もスライドと同時に入ります。

使用しないときはレンズが隠れるので、ポケットやバックに気軽に投げ込めるのも魅力的。

ちなみに電源は単3電池×2本ととても使いやすい。エネループが実質、専用バッテリーに。

カラーバリエーションは、レッド・ブラック・ゴールドの3種類。


単焦点24mm F4の広角レンズを備えており、1/60~1/250秒・F4~F16に連動したプログラムシャッターで撮影することができるカメラです。

スロー側がちと厳しい印象ですが、フラッシュが内蔵されているので全く撮ることができないというわけではありません。

遠近2ステップのAFではあるが、被写界深度が深い広角レンズなので、気軽にパシャパシャしているだけでシャープな写真が撮れることがこのカメラの特徴であります。



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このカメラもハーフサイズカメラとしては変則的なフイルム縦送りの仕様で使いやすい。

ファインダーは左側の小窓にあり、閉じた状態でも覗くことができます。

上下のパララックスはないが左右のパララックスはあるので、近距離の時は少し気をつけたほうがいいかもしれないですね。

ファインダーの中にブライトフレームが無いのも存在するらしく、その違いは不明。後期型にはあるのかな?

左下のレバーは撮影時のロックで、開くときは何もせずスライドするが、閉じるときは押し下げないと閉まらない安全仕様になっている。

後継機である〔DD〕は、蓋のところにデータバックがあり、ハーフながらに日付が入れられるという仕様。

だが西暦表示が2019年12月31日までしかないので、今度の東京オリンピックの日付は入れることができない…。残念。



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オレンジ色のレバーを右にずらすとフイルムの巻き戻しが始まります。

撮影途中で触ってしまうとパトローネ内にフイルムが巻き取られてしまうので、撮りきるまでは触ってはいけない。

ちょっとわかりづらいが、奥にISO感度を設定できる箇所がある。

ISO100・200・400と設定でき、これを上手く使って露出調節ができるかなと思ったが、なんとDXコードが優先される仕様になっている。

DXコードを何かで読めなくしてしまえば何とかなるような気はする。



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このカメラのウイークポイントといったら、この電池室の蓋。

よくある電池の液漏れも十分注意しなくてはいけないが、この電池室の蓋が欠けていないかもチェックしたいところ。

電池を押さえ込む部分がとても貧弱なプラスチックでできているため、圧のストレスを受けてとても折れやすく、しかも角にきているのでぶつけた瞬間即、壊れます。

最悪、蓋がはまらなくてもテープで固定すればなんとかはなるが、この設計は到底いただけるものではないと思う。

ストラップの手側に電池室があるからまだマシ(?)なのかもしれないが、このカメラを使うときは十分注意をしていただきたい。



シャッターを押すだけで簡単に写真を撮れるこのカメラは、今の時代にとてもあっているような気がする。

通常の使用であれば十分シャープな写真が撮れるし、72枚+αもフイルム写真が楽しめるのはとてもお得感が強い。

同じようなコンセプトで現代に蘇らせてもそれなりに人気が出ると思うのだけど、やはり採算は合わないんだろうな…。



appledrink2411

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by appledrink1124 | 2017-11-25 21:58 | Film Camera | Comments(0)