Canon DIAL 35のこと

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Canon DIAL 35


キヤノンから発売されたハーフサイズカメラは、demiとこのDIAL35だけだった。

このカメラはデザインも異色で、それなりに詳しい人でなくても見たことがあるほど有名だと思う。

取っ手のゼンマイを巻き上げてチャージし、それをフイルム送りの動力として使用することで、他を気にせずシャッターを切ることに専念できるオートマティックなカメラだ。

電池を入れるとAE機能が動き、決めたシャッタースピードに合わせて自動で露出が決まるという、当時としてはとても画期的な工夫がなされていた。

シャッタースピードと感度を決めれば、あとはシャッターを押すだけで適正露出で撮影できるので、とても楽チンなカメラである。

絞りを任意で設定することも可能で、電池がなくても撮影出来てしまうのもポイントが高い。



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DIALの名の通り、レンズの周りにはダイアル式電話を連想させるような形をしている。

この部分は露出の測定を兼ねていて、穴の大きさの異なるプレートを回転させ受光素子に当たる面積を調節し、露出を加減しているのだ。

ASA感度とシャッタースピードの組み合わせで穴の大きさが決まり、その大きさで光を測定して露出を合わせる仕組み。

ピントは円の上部にあるレバーで、0.8m~∞の範囲で調節できるようになっている。

レンズは、28mmF2.8。絞りは、F2.8~22、シャッタースピードは、30・60・125・250分の1秒の設定が可能。



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一般的なハーフサイズカメラは、横長のフルサイズを縦に半分にしているため縦長のアスペクト比になることが多いが、このDIAL35はフイルムを縦に給送するタイプなので、いつもと同じような横長のアスペクト比で撮影することができる。

縦撮りの普通タイプも楽しいのでどちらが優位ということはないと思うが、初めての人はこちらのほうが違和感がないような気がする。

電池は昔の水銀電池を入れてと書いてあるが、その電池の規格はすでにないのでアルミホイルをスペーサー代わりに使用。

電圧が高すぎて露出が狂うという意見も見かけるけど、少なくても自分がネガで撮っている限りは特に問題なく撮影出来ている。



このカメラは、購入してから1度分解修理をしています。

どうやら受光素子(cds)が劣化しているようで、露出計が動くまでちょっと待ってあげないといけない、のんびり仕様なカメラになっています(笑

やはり50年の月日はカメラを相当老化させており、メンテナンスをしてあげないとそのままでは使えない機体が多いような気がします。

とはいえ、素人修理ですから完全に直ったとは言い切れませんが、現像から上がってくる写真を見る限り、それなりには写っているようです。

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Canon DIAL 35


appledrink2411

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by appledrink1124 | 2017-11-16 22:12 | Film Camera | Comments(0)